
クレイドル・マウンテン
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ゴンドワナ大陸の記憶と
1万年をかけた独自の進化
オーストラリア大陸の南東に浮かぶ北海道よりひとまわり小さい島、それがタスマニアです。
ここは数億年前、現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸を含んだ広大なゴンドワナ大陸の一部でした。この巨大大陸が分裂し、さらにオーストラリア本土から離れてタスマニア島独自の歴史をきざみ始めたのが今から1万年以上前。
ですからタスマニアには、ゴンドワナ大陸時代の地質や植生が残るとともに、独自に進化した動植物が生きる、世界でも稀有な地域なのです。
現在タスマニア島の40%は、国立公園か保護地域、そしてそのうち半分は、世界遺産に登録されているタスマニア原生地域です。島の西部に広がる原生地域には、クレイドルマウンテン‐セントクレア湖国立公園、フランクリン・ゴードンワイルドリバーズ国立公園、サウスウエスト国立公園などが含まれ、総面積は138万ヘクタール。
この世界遺産地域にはあらゆる地質年代の岩石が見られ、最も古いものでは11億年以上前の先カンブリア紀の岩があります。また、樹齢3,000年にも達するタスマニア固有の針葉樹など、植物の種類も豊富。動物では、代表的な固有種タスマニアンデビルのほか、オーストラリア本土では数が減りつつあるカモノハシ、ウォンバット、オオフクロネコなど貴重な動物が数多く生息しています。
美味しい空気と美味しい水
そして上質の食材
「タスマニアは世界で一番空気の澄んだ場所」といわれ、雨水でさえミネラルウォーターになるといわれます。
タスマニアは南極に近く、西には島も陸地もありません。吹いてくるのは南極の風ばかり。これ以上浄化しようのないきれいな水に育まれ、草が元気に育ちます。それを牛が食べて、おいしいタスマニアビーフとなり、上質のミルクやチーズが作れます。野の花に集まる蜂からとれた蜂蜜は自然の生命力そのもの。
講座では、ぶどう畑が一面に広がる北部地方の農業地域も訪れます。自然の恵みを分けてもらう暮らし方を垣間見ながら、収穫されたものをいただきましょう。 |